今日はハインラインについて書きたいと思います。

僕が始めてハインラインの本を読んだのは14か15の頃だったと思います。 
その時読んだ作品が、日本において一番有名だと思われる傑作『夏への扉』でした。

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この作品は一種の復讐ものなんですが、全くそういう暗い雰囲気はないんですね。

主人公はダンという技師の青年なんですが、こいつが理系っぽい浮世離れした性格をしています。
言い方を変えれば、世間知らずで子供っぽいと言ったところでしょうか。

その性格が災いして、彼は冒頭においては人生のドン底に突き落とされていますw

しかし、ダンは生来のポジティブな性格と機転のよさで未来を切り開いていきます。
その姿が本当に痛快で、何度も何度も読み返してしまう作品です。

この作品にはペテロニウスという名前の猫が登場するのですが、この子がまた勇ましく愛らしい。
将来自分が猫を飼うとしたら、その名前はペテロニウスにすると当時心に誓いました。(残念ながら未だにその願いは叶えられていませんw)

ハインラインの書く作品の魅力の一つに彼の書く文章のユーモラスさがあります。次の会話は主人公のダンがバーのウエイターに注文を取り付けるシーン

「落ち着くんだピート」
「ナーオウ」
「何をいうか。我慢するんだ。首を引っこめろ、ウェイターが来る」
ピートは黙った。ぼくはテーブルごしに腰をかがめたウェイターを見上げた 。「スコッチのダブル一杯、水一杯、それにジンジャー・エールをひと壜」
ウェイターは目を丸くした。「ジンジャー・エールですって?スコッチにですか?」
「あるのか、ないのか」
「そりゃもちろんありますが・・・・・・」
あるなら持ってくるがいい。なにも飲もうというんじゃない。ただなめてニヤスカするだけだ。それから受け皿もいる」
「かしこまりました」ウェイターはテーブルの上を拭いた。「ステーキはいかがでしょう?でなければホタテガイなどがよろしゅうございますが」
「おい兄弟。そのホタテガイをおれに押しつけないと約束すれば、おまえにホタテガイ分のチップをやろう。おれのほしいのは注文したものだけだ。それと受け皿とだ」
ウェイターは仏頂面になって行ってしまった。 

『夏への扉』ロバート・Aハインライン著、福島正実訳



ここまで『夏への扉』について書いてきましたが、この作品はハインラインの作品郡の中だと少し異質だと語られることの多い作品でもあります。
ハインラインの作品といえば緻密な計算に基づいた構成と、科学的な考察がきちんとなされている(もちろんSF的に)ことで定評があるのですが、この作品においてはその部分が多少おろそかになっています。
そういった堅苦しい部分に多少目をつぶって、徹頭徹尾エンタメであることに挑戦したのがこの『夏への扉』なのでしょうね。

さて、そのハインラインの緻密さが反映されている作品ですが、これは『輪廻の蛇』という短編集を読むとよく味わえると思います。特に表題作の『輪廻の蛇』がおすすめですね。

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この作品についての感想は即刻ネタバレにつながるのでここでは割愛w

もしこの記事を読んで興味を持ってくれた人がいたならば、『夏への扉』から読むといいと思います。 
一度彼の本を手に取れば、しばらくハインラインの世界から抜け出せなくなるでしょうw


Poeの話 

KARATYさんはなんとレベル9でハードコアから脱落

ハードコア終了
 
さすがに早すぎるので最初からやり直そうかとも思ったんですが・・・

そういうのは男らしくないからね!

2つのスキルmolten shelとfire totemを新たに実戦投入

molten shel

molten shel
KARATYさんの周囲の炎がバリアーとなりアーマーを増加。また直に触れた敵に対してダメージも与えるっぽいです。

画像はちょっと保存に失敗してます><

fire totem

fire totem
敵に対して自動で火炎球を放って攻撃してくれるtotemを出現させるスキル。
主として、緊急時に逃げうちをするときに役に立ちます。

画像の通りまだまだKARATYさんの装備が貧相ですw
はやくカッコいい鎧とか着せてあげたいです。(あとカッコいい帽子)

長くなりましたが、今日の記事は以上で。

読了ありがとうございました。 

 
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