土曜日に代官山に行ってきました。
特に用事もなく大通りを歩いてると、おしゃれな本屋さんを発見。なんとそれが蔦谷書店だった。
TSUTAYAすらお洒落になる町、代官山・・・。

エリック・ジョンソンのCDとサリンジャーのナイン・ストーリーズを購入して、そのまま渋谷へ

お昼は友人に教えてもらったケバブ屋に入ってみた
が、チリソースしかなくヨーグルトソース派の自分はちょっと不満^^;

部屋に戻って買ってきた小説を開くと、不思議な内容の本で自分にはお手上げ状態。
最初の短編を読み終えたところで本を閉じ、PCを起動するのであった・・・



今日もPOEについて書くつもりだったのですが、完全なる思いつきにより変更
小説、『殺戮に至る病』 をテーマに記事を書きたいと思います。

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「死にいたる病は絶望である」というのはキルケゴールの『死に至る病』からですが、この作品の題名はこれを元ネタにしてますね。

ちなみに僕は本家を読んだことがありません^^;

『殺戮に至る病』は小説家、シナリオライターの我孫子武丸さんによるミステリーです
我孫子さんは綾辻行人さんとかと同じ新本格派と呼ばれるミステリー作家の一人ですね。

我孫子武丸さんの文章は読みやすさに定評がありますね。
美しさとか格調だとか、そういのを抜きにしたら一番の文章かも?
僕の中ではキングオブ大衆作家、とても好きな小説家の方ですね。

さて、この『殺戮に至る病』ですが、この作品はとにかくグロいです。
ある殺人犯の視点から、決定的な瞬間まで描写しているのですが、とても生なましいです。
とりあえず以下抜粋

 透明な声をした女性歌手の声が部屋中に響きわたっていた。

 あなたの夢をあきらめないで
 熱く生きる瞳が好きだわ

 ぐうっというウシガエルのような声をあげると、女は彼の両腕を掴んで、ベッドから出ていた両足をばたばたさせた。スプリングがひどく軋むせいで歌声が聞き取れず、彼は苛立ちを覚えていることに気づいた。
 飛び出さんばかりに見開かれた眼球に浮いた静脈の青が、鮮やかで美しいと思った。彼女の身体が跳ねるのにつれて細く柔らかな髪の毛が乱れ、海草のようにゆらめいて見えた。彼が体重をかけると彼女の上半身は柔らかいベッドの中に深く沈み込んだ。

 あなたが選ぶすべてのものを
 遠くにいて信じてる
 
『殺戮に至る病』 我孫子武丸著


いやぁグロいっすね。
というか風評被害ですね。
完全に岡村孝子さんの『夢をあきらめないで』だよね。

この作品、結構この歌の持つイメージを使って成り立っている部分があります。
やり口はずるいけど、作品としてはとても面白いのでOKだと思っていますw

この作品はミステリーとしても、とてもうまい作品です。
多分、意味は読まないと分からないです。こちらで説明しようとするとネタバレになるので^^;

自分で読むまでは決して、情報を入れてはならない!ミステリの鉄則ですねw


今日の記事はここまでにしたいと思います

読了ありがとうございました。

 
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