僕が将棋というゲームと最初に出会ったのは5才頃のことだったと思います。

当時は羽生喜治が7冠を独占した直後で、所謂「羽生フィーバー」の真っ只中でした。
さほど熱心な将棋ファンというわけでもない父が盤と駒を買ってきたのには、そのことも大きく関係していたと思います。

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さて5歳で一応の駒の動かし方を覚えた僕でしたが、周囲にまともに指せる人間がいなかったこともあって、そのあとしばらくは将棋に触れることのない日々が続きました。

そんな僕が、改めて将棋に興味をもつようになったきっかけを作ったのが、故川口俊彦八段の『大山康治の晩節』 という本でした。

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この本の中では将棋界の大名人、大山康治が、二上達也や中原誠といった後輩達といかにして戦っていったのかということを川口先生独特の語り口で綴られています。

この本を読んでまず最初に感じたことが、「人間の知恵を尽くしての真剣勝負というのはこれほど面白いものか!」ということでした。
そして、その中で圧倒的な戦績をほこる大山康治と中原誠という二人の棋士に対しては、とりわけ強い憧れを抱くようになりました。 


さて、この本を読んでから1週間ほどたった頃に僕は大学の将棋部の門を叩いていました。
ずぶの素人の自分がそのようなレベルの高い場所にいきなり挑むことには抵抗があったのですが、誰か人と将棋を指してみたいという衝動が強すぎたのですねw 

素人であるということ、とりあえず一局指してみたいという旨を伝えると、当時県代表であった将棋部のエースが平手で相手をしてくれることになりました。

事前に四間飛車の初歩的な定跡を学んでから出向いたこともあり序盤戦は無難にこなすことができたのですが、駒がぶつかりだしてからはもうどうしようもなく、60手ほどで投了に追い込まれてしまいました。

指し終わって感想戦(というより指導w)を行っている最中で、僕の使っていた定跡は大分古いものだということ、そして上達には詰め将棋をしたほうがいいということを教わり、部室においてあった本を何冊か借り受けることになりました。

その中に『羽生VS佐藤全局集』という本があって、その時、僕は初めて佐藤康光という棋士の名前を耳にすることになったのです。 

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前置きがやたら長くなってしまいましたが今回の記事はここまでで

次回はこの続きを書きたいと思います。 
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